【獣医学生必読!】CBTとOSCEについて
獣医学科は、6年制の学科です。
1年生から4年生までは座学とあらゆる現場を想定した実習を学びます。
5年生からは「参加型臨床実習」というのがあり、実際にあらゆる現場にいって習ったことを実践します。
これには、仮免許が必要で今回のテーマであるCBTとOSCEに合格しなければなりません。
CBTとは
Computer Based Testing の略称。
1年生から4年生の時に習った範囲から出題される。
出題の仕方は、基礎獣医学100問、病態獣医学100問、応用獣医学40問、臨床獣医学60問の計300問で合格点数は60%。
試験範囲
基礎獣医学
- 獣医学概論
- 獣医倫理・動物福祉
- 獣医事法規
- 解剖学
- 組織学
- 発生学
- 生理学
- 生化学
- 薬理学
- 動物遺伝育種学
- 動物行動学
- 実験動物学
- 放射線生物学
病態獣医学
応用獣医学
- 動物衛生学
- 公衆衛生学総論
- 食品衛生学
- 環境衛生学
- 毒性学
- 人獣共通感染症学
- 疫学
- 野生動物学
臨床獣医学
- 内科学総論
- 呼吸循環器病学
- 消化器病学
- 血液免疫病学
- 臨床病理学
- 臨床行動学
- 外科学総論
- 手術学総論
- 麻酔学
- 軟部組織外科学
- 運動器病学
- 臨床腫瘍学
- 眼科学
- 臨床繁殖学
- 画像診断学
- 産業動物臨床学
- 馬臨床学
- 皮膚病学
- 泌尿生殖器病学
- 神経病学
- 臨床栄養学
- 臨床薬理学
- 内分泌代謝学
勉強法
事実、私もまだ受けていないため、お勧めする方法はありません。
しかし、一科目ごとの出題数を計算すると基礎獣医学が約8問、病態獣医学が約14問、応用獣医学が約5問、臨床獣医学が約3問となります。
このことから病態獣医学の科目を重視して勉強することが効率的であると思います。
また、先輩からのアドバイスとして生理学・微生物学・寄生虫学・病理学・解剖学を中心にすればこれらの分野に関連する分野はある程度解けると言っていました。
OSCE(オスキー)とは
飼い主さんに対しての問診や動物の模型を使った触診、聴診、などの基礎的な手技を行えるかを確認する実技試験。
各大学ごとに実施される。
試験範囲
- 面接
- 身体検查1
- 身体検查2
- 無菌操作.皮膚縫合
- 犬の身体検査
- 牛の身体検査
- ガウン装着
- or皮膚縫合、結紮
などがあります。
まとめ
CBTとOSCEは獣医の仮免許のようなもので必ず合格しなければいけません。
これからこの試験を受ける獣医学生は科目数も多いので計画的に勉強していきましょう。