VETkun’s blog

獣医学生 ブログ

【数学の勉強法】全国最下位から偏差値65

数学は、頭の賢い人しかできないイメージが強くなかなか苦手意識を持つ子が多いのです。私もその一人であり、小中高は全くと言っていいほど数学ができませんでした。ある予備校においてのセンター試験式テストで数学1Aが2点、数学2Bが0点で正真正銘全国最下位を取りました。しかし、こんな僕でも偏差値65(数学1A:90点、数学2B:98点)をとれるほどになり、今では大学生をしながら家庭教師、塾講師までできるようになりました。数学は特別頭が良くなくてもちょっとしたコツを抑えてしっかりと勉強すればできるようになります。こんな僕でもできるようになったんです。あなたにもきっとできます。今回は実際に私が行った勉強法をご紹介したいと思います。

 私が実際に使った参考書

1.基礎問題精講

メリット

基礎問題中心で問題数がちょうどよくやりやすく、見やすくなっている。

デメリット

発展力がつかないので完璧にしたとしてもある程度のレベルで止まる。

 

 

2.チャート式問題集

 メリット

問題数が多くこの1冊だけでも幅広いレベルに対応できる。公式の証明なども記載されているので辞書のようにも使える。

デメリット

分厚く持ち運びには向いておらず、問題数が多い。

 

 

3.大学への数学 1対1対応の演習

メリット

難しい問題の良問が多く。普通では思いつかないような解法が網羅されていてすごく勉強になる。

デメリット

基礎レベルがしっかりしていなければ手を出せない。(1.2を先にしてください)

 

 

 

 

 

勉強方法

まず、上記のどの参考書も問題文→考え方→解答の順番で記載されているのでこれからお伝えするやり方はすべて同様に行ってください。

手順

手順①

1周目は考え方と解答はしっかりと隠して試験感覚で問題を解いてください。(2周目以降効率的に勉強するために印をつけます)

このとき、問題に応じて時間制限を用いてください。数学は時間との勝負を考えるのもとても大切です。
*目安 チャートに記載しているレベルを参考にすると、
レベル1 5分
レベル2 10分
レベル3 15分
レベル4.5 20-25分
ここで解けた場合、その問題はもうやらないでください。

手順②

①でわからなかった場合、考え方だけ見てください。ここで考え方をヒントに解けた場合、問題の上の余白に△をつけてください。(④に飛んでください)

手順③

②でもわからなかった場合、解答をみて問題の上の余白に×をつけてください。

手順④

△、×の印がついた場合、解答と問題文を比較して復習してください。解答だけを見るのではなく、問題文のどこの文が解答のどこの部分を説明しているのかわかるようにして人に説明できるまで理由をつけてください。このような作業を問題文を数式化すると私は言っているのですが、具体的にすると、
例)
3点A(-1,5),B(-3,2),C(1.3)を頂点とする三角形ABCがある。
(1)直線BCの方程式を求めよ。
(2)点Aと直線BCとの距離を求めよ。
ここでは
・方程式→yをxの式で表す
・直線→y=ax+b
aは傾きだからyの増加量/xの増加量で求める。
・点・直線・距離→点と直線の距離公式利用するなど
問題文をしっかりと読んで一つ一つの言葉をしっかりと理解し、必要な公式などを整理していきます。
この時、どんどん参考書に自分なりの言葉で書き込みを行なっていき自分なりの参考書にしていきましょう。

手順⑤

2周目以降は×を△に△を○に何周も取り組んでいきましょう。今までとやること(①-④)は変わらないのですが、大きく違うことがあります。それは書かないで声に出して解く手順を口で人に説明するようにしてください。このとき、細かく数字など計算することはしないで大丈夫です。一番は友達と一緒に説明し合うことなのですがなかなか出来ませんよね。なので、自分に説明するようにしてください。

手順⑥

本番直前今までに何度もxになってしまったものをノートに書いて解いてください。

まとめ

最後に手順を踏まえてポイントをお伝えします。

ポイント⑴

1周目を大事にして何も見ないで試験だと思って解いてみる。(すべて×でもかまいません)(ノートに書くのは1周目と試験直前)

ポイント⑵

解答と問題文を比較する

ポイント⑶

問題文を数式化する

ポイント⑷

公式などは文字で覚えないで自分の言葉で覚える。
これは公式を覚えていても実際に使うタイミングがわからないことがあるのでその対策としてとても大切です。具体的にいうと
例)余弦定理
f:id:VETkun:20210502014653j:image
これは
求めたい辺の長さ=求めたい辺に対応する角を挟んでいる辺の2つの長さの二乗の和ー2倍の求めたい辺に対応する角を挟んでいる辺の積×cosの求めたい辺に対応する角度
と私は覚えています。このようにすることで三角形に書かれている情報から公式を使えるのか使えないのかの判断ができるようになっていました。
みなさんも自分なりの言葉でいいのでやってみてください。
 
以上となります。
いかがだったでしょうか。
高校数学まではやり方次第で成績は伸びます。
自分なりのやり方を見つけて実行することが大切です。
質問等がありましたらコメントの方にお寄せください。

YouTubeでの説明

今回のことはYouTubeの方でも紹介させていただいているのでこちらでもよかったら参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。